『ラジオ深夜便』~真夜中の絵本~

『ラジオ深夜便』~真夜中の絵本~

 

こんばんは~🌙電車に揺られながら、ふと見上げた夜空に細~い上弦の月が浮かんでいました。。そんな中で聴く、『ラジオ深夜便』~真夜中の絵本~も最高に贅沢な時間だなぁ‥と思いました。。😌💭

 


NHKの『ラジオ深夜便』で月に一回放送されている「みんなの子育て深夜便」。

4月25日(金)は推し声優の日野聡さんが3冊の絵本の朗読でご出演されました。

朗読の合間には、2児の父でもある日野さん自身の経験談や、お子さん達と向き合う時に気を付けていること、また、学校や幼稚園(で良いのかな?)がお休みの土日には極力仕事を入れず、お子さん達と遊ぶことを大切にしているというお話しをされていて、そういう心がけや想い、充実した愛おしい時間すべてが、日野さんが演じるキャラクター達の人生も輝かせているのだと思いました。




さて1冊目は・・


                    福音館書店



重いリュックを背負ったぐりとぐらが、野原へ遠足に出かけ、その途中何かに引っかかって2人は転んでしまいます。そして、それを辿っていくと・・



ぐりとぐらが、「走れ~♪走れ~♪ぐりとぐらっ♪」「ぐりっ♪ぐらっ♪ぐりっ♪ぐらっ♪」などと、太陽のように明るく弾んだ声で歌う様子がとても可愛くて、、、

そして、体操しても、なかなかお昼にならないことをちょっと残念に思う様子もまた可愛くて、、、

そして、引っかかってしまった"それ"を手繰り寄せながら、転がしながら歩いていく様子がまた可愛くて、楽しそうで、、、

そして、そして‥
その持ち主が本当は困っても良いはずなのに、のんきにそのことを楽しんでいる様子がまた可愛くて、、、

なんだかカラダ中がくすぐったくなりました。

2人が見ている世界、感じている気持ちが頭の中や、ココロの中に、ぱぁ~っと広がって、まるで絵本の中に入り込んでしまったような感覚になりました。




2冊目は・・

地球パラダイス                     偕成社


物語というよりは、詩。
花や草、鳥や虫など、この地球にはたくさんの輝く命がある。
その光あふれる鮮やかなパラダイスを描いた作品です。

日野さんはそんな絵本の中から、「お~い太陽」と「クローバーの林」の2編を朗読されました。

詩を編んだ、工藤直子さんが使う言葉がとても豊かで、美しくて‥。

例えば「お~い太陽」では・・

「光をこぼして、みんなと遊ぶ。
わたぐもをひっぱりよせて、かくれんぼしたりする。
天と地がいっしょにおどってる。」

「クローバーの林」では・・

「葉っぱのあいだを光がちらちら、ちらちらして・・」

そんな情感あふれる、美しいを言葉ひとつ、ひとつに、日野さんは思いを込める‥。

そして、最後の・・
「クローバーの林は、静かです。」
の言葉には、静かな余韻が漂って、何とも言えない気持ちになりました。


(あと‥この朗読の後に、"四葉のクローバー"について語っていらしたことがとても印象に残りました。そういう考え方、感じ方をされることが、日野さんの魅力だよなぁとあらためて思いました。)




そして最後は・・

                    ミシマ社


うわぁ~😍
このイラスト、めちゃめちゃ可愛くないですか~(*^-^*)


寝ているひとたちみんなのところに「ゆめ」はきました。

「よぞらでゼリーをたべるゆめ」
「おかあさんがふえるゆめ」
「ねことおんせんにいくゆめ」

今日はどんなゆめがやってくる?


様々な夢ごとに「ゆめがきました。」って言葉がタイトルのように挿し込まれるんですが・・
その語りのバリエーションが豊富なことに思わず、お見事っ!て唸ってしまいました。
(まぁ・・【うん】でさえも様々なバリエーション持つ方だから・・)

そして、その夢ごとに声色も違って・・
この絵本のイラストが色んな色で彩られているように、ひとつひとつの夢が鮮やかな色合いを魅せてくれました。

最後は、あちらこちらでふわふわと浮かんでいた夢が手を繋ぐ‥。
そして、夢の寝床に帰っていく‥。その表現がとても素敵だなぁ‥と思いました😌💭






この放送は5月2日(金)午前2時まで「NHKラジオらじるらじる」で視聴可能だそうです🤗

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